膀胱がん(癌):末期がん告からの治療
膀胱がんの末期がんとは
膀胱がんでいわゆる「末期がん」に該当するのステージ4です。 膀胱の最終ステージであるステージ4は、下記のようにT4aとT4bに分類されます。
- T4a : 前立腺、子宮あるいは膣へ浸潤している膀胱がん
- T4b : 骨盤壁あるいは腹壁へ浸潤している膀胱がん
いづれも膀胱がんのステージ4は、手術での切除が困難であり、 病院での西洋医学では手の施しようがないために、「末期がん」とされてしまいます。
膀胱がんの代替医療
「末期がん」と診断されるともはや病院での治療=保険摘要の西洋医療では、
回復に向けての施術や投薬は無くなり、痛み止めだけの対症療法が中心となるため、
事実上に余命を数えるだけの日々となってしまいます。
しかし、病院での西洋医学を中心とした治療以外にも、治療方法はあります。
これらは、補完代替医療(または統合医療)と呼ばれ、
病院での標準治療とは異なるいわば民間療法による治療を選択することができます。
この代替医療には、いわゆる「健康食品」をはじめとして、
「温熱療法」や「鍼灸」「マッサージ療法」「運動療法」「心理療法と心身療法」
などがあります。
この代替医療について、
厚生労働省の研究班が全国のがん患者を対象にした調査したところ、
がん治療中の患者の44.6%が「代替療法」を利用していることが判明しました。
そして、その約90%がいわゆる健康食品を利用しているのでした。
代替医療の目的は、「がんの進行を遅らせたり、生存率を高める」ことと、
「がん自体およびがん治療で生じる吐き気や倦怠感などの症状緩和」です。
代替医療への過信は禁物ですが、
病院での治療を妨げず、経済的な環境が許す限りは、利用しない理由はありません。
膀胱がんのための健康食品
がん患者のための健康食品は、あまりに大量に出回っているために選ぶのが大変です。
残念ながら多くは薬事法違反もしくは粗悪品を販売することで、暴利を貪っている業者も横行しています。
悪質な業者の見分け方は、兎に角も宣伝が大げさであることが特徴です。
「末期がんから生還した」「がんが治った」とする体験談は殆どが虚偽なのですが、
信じてしまう患者は多いのです。
悪質な業者が最も多いのは、いわゆるキノコ関係の健康食品です。
1990年代のアガリクスブームはまだ記憶に残っている方も多いはずですが、
まだまだ奇跡のキノコと称して、がん患者への高額商品の売り込みは後を経ちません。
はなびらたけ、メシマコブ、冬虫夏草、チャーガ茶などの多くがこれに該当します。
しかし、近年には科学的な裏付けがされた健康食品も増加傾向にあります。
欧米でブームから定着期を迎えつつある「パン酵母由来のベータグルカン」などを筆頭に、
「サメ軟骨」や「フコイダン」も注目を集めつつ、実績が高まりつつある健康食品です。
ただし、これらの健康食品群にもやはりそれぞれに不当に高額販売されている商品や、
粗悪品の販売は多いために、選択は慎重を期す必要があります。
代替療法の大前提は、経済的な許容範囲を守る出費に抑えることです。
言い換えると悪徳業者に多い月々数十万円もの商品を選ぶ理由は皆無だとも言えます。
進行してしまった膀胱がんには、
モルヒネや硬膜下の神経ブロックで痛みを和らげられることも忘れてはなりません。