腎臓がん(癌)の予防と治療情報
腎臓がんの治療方法とは
腎臓がん治療の中心となる治療は外科療法で、腎臓の摘出手術になります。
進行具合によっては全摘出か部分切除を選択し、部分切除は手術後の機能障害が起こることがあるため最近では行われていません。
- 早期がん・・・1つの癌細胞が30回以上の分裂を繰り返した状態。
- 進行がん・・・早期がんから進行し他の臓器にも転移がみられた状態。
- 末期がん・・・手の施しようがない状態。
腎臓癌(がん)の特徴
残った方の腎臓が正常であれば、機能も2つ分の働きができるよう大きくなります。
腎臓がんは現在のところ手術以外に効果的な治療法がないため基本的に原発巣や転移した部分に対してはできる限り切除が行われます。
抗がん剤による化学療法やX線等を照射する放射線療法はあまり有効ではなくほとんど行われていないようで、
転移した箇所への放射線治療は骨などには有効なのですが、患者の体力の問題などから切除手術が出来ない場合に行われます。
腎臓癌(がん)用の抗がん剤
2008年春に承認された「ソラフェニブ」(商品名ネクサバール)と「スニチニブ」(商品名スーテント)は、 いずれも転移がある進行したがんが対象です。 ただし、ある程度の効果と引き換えに、強い副作用も覚悟する必要があります。